賃貸住宅建物の地下基礎工事の山留め掘削と鉄筋配筋検査と地下コンクリートピット

今週、担当致します石川利治です。以前のばとろぐでもご紹介させて頂きました、2013年12月に行った31人会の分科会「建築家サロンin自由が丘vol.2」でお知り合いになった企業様と進めておりましたVS自由が丘計画改め、[PLUS自由が丘]という案件のご報告を中心に進めて行きたいと思います。1週間、宜しくお願い致します。

前回までは、計画段階から着工、杭工事にまつわる話をご報告させて頂きました。

建物の構成は地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造のため、工事は地面の掘削へと進みます。敷地は隣地と高低差のある傾斜地と云う事をご報告させて頂きましたが、掘削深度は最も深い箇所で約6Mになります。隣地の地盤がこちらの掘削工事によって沈下しない様に、鋼材と矢板によって山留めを行います。敷地境界近くまで地下があるため隣地境界ギリギリに山留めを設置する事になりました。掘削は機械による作業ですが、作業スペースが限られているため、小型の作業車によって行われました。

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建物中心付近の最も深い掘削箇所(根切り底といいます)に、地鎮祭の折に神社から頂きました「鎮物」を埋め、工事の安全を祈願しました。

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根切りの完了後、捨てコンクリートを打ち、いよいよ本体のコンクリート工事に進みます。

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底盤のコンクリートに打込まれる鉄筋からスタートです。根切り底には地面からの熱を遮断する為に断熱材(発泡スチレンン板)を敷き詰め、その上に鉄筋を浮かして設置します。これは、コンクリートを流し込んだ後に鉄筋がコンクリートの中に全て埋まる様にするためです。専門用語で「かぶり厚」といいますが、鉄が酸化する(=錆びる)のをアルカリ性であるコンクリートで中和して防ぐための重要な工程です。適正に鉄筋が配置されているか、構造設計者、現場監督と一緒に、這う様に確認を進めてゆきます。

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下の写真は底盤が打ち終わった後の様子です。今回は地下に住戸があると云う事で,集中豪雨があった場合でも居室内に水が流れ込まない様に、一時的な貯水を行う貯留ピットを設けています。職人さんの背丈程に組み上がった鉄筋は地中梁になるのですが、この上部に地下1階の床ができますので、かなりの量の水をためる事ができます。計算上は100㎜/hのゲリラ豪雨が2時間続いても貯留できるだけの容量を確保しています。

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床スラブのコンクリート打設後、ほぼ1日でコンクリートが硬化し、追いかける様に柱、壁の鉄筋工事に進んでゆくのでした。

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石川利治
3*D空間創考舎一級建築士事務所

 

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