スキップフロアの家づくり @幸田 真一
家づくりの時に必ずお施主様から質問のあるキーワードがあります。
「スキップフロアってどうなんですか?」
家づくりの情報を集めている中で皆さん写真等を拝見して興味を持たれるようです。
スキップフロアの住宅は敷地条件から必然的に選択する場合や、意図的に作り出す場合があります。
それぞれの事例を見ていきましょう。
敷地条件から採用する場合
例えば道路面より敷地が1メートルほど高い敷地の場合、
道路側は車の出入りや玄関へのアプローチのために土地を掘削することになります。フラットに全てを掘削すると地下工事が多くなりコストが非常に高くなったりしますので、敷地奥の部分は通常基礎で床を作るのです。こうすることで住宅の中で床が半階ズレるような空間構成が生まれます。
事例1 半地下を利用したスキップフロア

図面の事例の場合は向かって右が道路でフラットにアクセスします。
狭小敷地のため高さをフル活用するために半地下掘り込んでいる事例です。
半層ずつを繋ぐ階段室をオープンに作り空間に取り込むことでより広い空間として認識できるようになります。

事例2 敷地高低差を利用したスキップフロア

こちらの図面の事例は左側が道路となり、敷地が1.5メートルほど上がっています。
この半階のズレをうまく利用することで、上階のLDKはワンフロアながら空間ごとに床がスキップし様々な場を作り出しています。

意図的に作り出す場合
敷地条件と関係なく、広いLDKの中でリビングの床を40センチほど下げたり、上げたりすることで空間にメリハリをつける場合もあります。高低差をつけることで天井が高くなったり、落ち着いた空間が出来たりと空間が視覚的にも変化するので、均一な空間より広がりを感じることができるようになります。

写真の事例はリビング部分の床をダイニングより30センチほど上げた例です。一段上がった舞台のようになることで、食事の後の家族の団欒の場所という性格付けを意識しています。
まとめ
それぞれの事例の写真を見てもらうとわかるように、やはり空間に動きが出て魅力的な空間に見えるかと思います。
壁や建具で仕切るだけではなく、フロアの高低差を利用した空間の仕切り方も家づくりにおいては大切な手法の一つです。
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