雑談こそが重要なヒアリング@前田敦
建築主さんのいうことをよく聞いて下さる!」
これは決していい建築家の条件ではありません。
ハウスメーカーや工務店の営業の方のほうが
きっとよく言うことを聞いてくれるように思います。
つまり建築主さんのイメージのまま造り上げるのであれば
僕のような建築家に頼まないほうがいいかもしれません。
建築主さんが言葉や参考写真で提示される情報をそのまま踏襲することではなく、
言葉にできない想いやイメージを奥深くまでサルベージして、それを具現化していく行為こそが
僕にとって“建築”することと思っています。
そのためには形式的な質問をするよりも、雑談しているほうが
本当は新しい住まいに何が必要なのかということが見えてきたりするものです。
2階建ての家をイメージされていた建築主さんに平屋の提案を事例です。
木漏れ日注ぐ木陰で昼寝すると気持ちいいとか、そこでくつろぎながら広場で遊ぶ子供達を眺めていたいとか雑談の中にはとてもたいせつなキイワードが含まれていることが多いのです。
それは雑誌等で仕入れた情報ではなく、心の声だからこそ
その人の家づくりにとってとても大切なことなのです。
そしてそれらを汲み上げて提案したのがこの家です。
クライアントさんからの賛辞
「良い意味で期待を裏切って下さった! 感動してます!」
建築家にとって最高の報酬となりました♪
− 最新イベント情報 −
「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」(長期優良住宅)完成現場見学会のお知らせ 4/27(日) @小泉拓也+栗原守
調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪、長期優良住宅認定の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。 ...