エコカラットのアレルギー吸収効果と壁面仕上げデザイン
平成28年3月の建築家31会の住宅展示相談会でお会いした、マンションリフォームのお客様ご家族は、工業薬品を身体が嫌うアレルギー体質の方でした。
そこで内装工事で使用する材料は、工事を着手する前に実際に素材を感じてもらって調べ始めました。ご家族のお身体の調子に変化のないものを選んで、工事が進められました。
→関連記事「マンションリフォームで建材のアレルギーを工事前に直接実体験して判別」
エコカラット
内装の改修工事の使用材料を、ご家族の身体に影響の無い材料を選んでも、実際に出来上がってみると身体が反応してしまう場合を想定されて、有害な物質を排除したり、吸収してくれる何かを各室に設けたいご希望がありました。
ご相談段階で、お客様ご自身の体感で、建材や家具のショウルームを訪れた際、リクシル社の「エコカラット」(壁面に貼るモザイクタイル)の実物が紹介されている場所に行くと、爽快な感覚を感じたそうです。
エコカラットは素材として、気体の吸収を行う材料であることが説明されています。
エコカラットタイルを壁面に貼る
少しでも有害な物質を除いた環境で過ごしたいというご希望から、ショウルームで感じられたエコカラットを室内に貼ることにされました。
ダイニング
ダイニングテーブルがあるひとつの壁面に、肌色のエコカラットタイルが貼られました。

トイレ
室内のアクセントになるように、30センチの幅で壁面に貼られました。

個室
各寝室個室には、ご家族それぞれのお好みの色のエコカラットタイルが貼られました。


− 最新イベント情報 −
「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」(長期優良住宅)完成現場見学会のお知らせ 4/27(日) @小泉拓也+栗原守
調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪、長期優良住宅認定の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。 ...