NARIHIRA RECEPTION_140507 @石川 利治
一般的に、建物を作る工程としては、外装(屋根,壁、開口部)の工事が完了してから内装工事に掛かります。これは、室内への雨水浸入を止めるためです。内装工事に使う材料は、水廻りを除いて、基本的には水に浸る事を前提としていません。すなわち「外部からの水は外装材で防ぐ」事が求められますので、まずそのような状態が確保されているかの確認が必要になります。
ALCの外壁施工を追う様に、サッシの取付が進んで行きます。屋根の防水と併せて、雨水浸入のない内部空間が確保されるようになります。これに続き、鉄骨部には耐火被覆が施されます。鉄は火災時の高熱にさらされると、当初から見込んでいる構造上の能力を発揮し続ける事が困難になります。そのため、耐火被覆を用い、鉄への熱が伝わりにくくするための防御層を作るのです。建物の安全を確保するためには、とても重要な工程といえます。
それと並行して、建物内を上下するための階段、エレベーターの工事が進んでゆきます。特にエレベーターは、上階への資材運搬にも使う事ができるので、早めに稼働できれば、それだけ作業効率も上がります。エレベーターシャフト内の工事を終えて、カゴの設置に向けて工事は着々と進んでゆきます。
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オープンハウス(完成見学会)11/14 ひなたの家 @七島幸之+佐野友美
この度、アトリエハコ(@七島幸之+佐野友美)で設計監理を行った「ひなたの家」が完成致します。 お施主様のご厚意によりオープンハウス(完成見学会)を行わせて頂く運びとなりました。 この住宅は、建築家31会の家づくりイベント「建築家31会 展示・相談会・ワークショップ vol.30 at 江東区文化センター」をきっかけにスタートした ご夫婦とお子さんのための住宅です。 都市区画整理事業が進む街の中の、鰻の寝床。 街の歴史がスタートしたばかりのような均質でフラット...