リビングから離れた客間になる琉球畳敷きの多機能小空間のある住宅
05. 家の中の離れのような畳スペース兼客間 /太田窪の家
02の松庵の家の回で畳のユーティリティ性を書きましたが
私達が畳をよく使う部屋として客間があります。
両親や友達が来たときに泊まる部屋はほしいけど、大きな部屋は必要ない。
こういった話はよく出てきます。
そういった場合には、普段は自分たちで使えて、
いざと言う時には仕切って使えるちいさなスペースとして提案しています。
家の中央にはしるスノコ状の床、インナーバルコニーをまたいでリビングと繋がる離れのようなちいさな空間です。
といっても吊り押入れを含めて4畳半の広さがあります。
リビングの続きとしてくつろげる場所であり、来客時にスクリーンを下げて泊まれる場所です。
通常は座卓を置いていて、
子供が絵を書いていたりみんなで囲んだりしているそうです。
いろいろな部屋を区切って作ることは、
家の面積がひろくなる原因になることがよくあります。
広くなくても無駄なくまとまったいい空間というのもあります。
必要な場所であっても使用頻度を考慮しながら
他の部屋との関係をうまく計画すると
きもちのいい ちいさな居場所 を作ることが出来ます。
菰田建築設計事務所 http://www.archi-komo.co.jp/
太田窪の家 http://www.archi-komo.co.jp/works_daitakubonoie.html
エクスナレッジから出版されている書籍に掲載していただきました。
30坪位の住宅をあつめた編集になっています。
ちいさな家。 時をつむぐ、ゆたかな暮らし
− 最新イベント情報 −
7/26(土)自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会のお知らせ @小泉拓也+栗原守
自然素材の木の家「江戸Styleの家」見学会・相談会を7月26日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。無垢の木や珪藻土などの自然素材でできた約27坪の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいです。約20年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。 住宅展示場の大手ハウスメーカーのモデルハウスとは全く違う空気が流れる木の家の中でゆったりと流れる時間を体感してみませんか...