住まいの階段5 螺旋(らせん)階段 @石井正博+近藤民子
今回の “リレーブログ” では「住まいの階段」について、タイプ別にご紹介しています。
五日目:階段を中心軸(柱)で支持する螺旋(らせん)階段です。
螺旋(らせん)階段は構造上、鉄を使って作ることになります。(周りの壁を使って支える方法もありますが、その場合は回り階段と呼ばれています。)
螺旋(らせん)階段は、その渦巻き状の形が空間のアクセントになり、視線が通るスマート階段をつくることができます。省スペースで設置できますが、中心付近では勾配がきつくなります。また、中心軸からの片持ち構造のため、踏み板の外周側のたわみが大きくなります。歩行時の揺れの感じ方には個人差があるので、部材のメンバーは慎重に決めることが必要です。さらに、階段は重たい物や大きな物が運び込まれる搬入経路でもあるため、その点での検討もしておくことが必要です。
写真は、木造3階建(SE構法)住宅の3階から屋上にあがる螺旋(らせん)階段です。柔らかな曲線を描いて上昇していくような形状が屋上へと誘う、上り下りが楽しくなるような階段を目ざして設計したものです。
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写真は、木造2階建住宅の、玄関ホールから2階の個室ゾーンに上がる螺旋(らせん)階段です。床面に貼ったビニル床シートを赤い色にすることで、玄関からの見え方と、2階から下りる時の見え方に変化を与えています。
住まいの階段7 応用編
住まいの階段6 スキップフロアの階段
住まいの階段5 螺旋(らせん)階段
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