図面の見方-7 図面の上下を逆さまにしてみる @石井正博+近藤民子
《図面の見方-7 図面の上下を逆さまにしてみる》
家づくりをはじめると平面図や立面図など、いわゆる設計図と言われる図面をもとに、間取りや動線を考えたり、将来の生活をイメージしたり、仕上げを決めたり、設計者と話し合ったり・・・図面を見る機会が多くなります。
その時、図面を「いつも見ている方向と変えて眺めてみる」ことをオススメします。新しいアイデアが浮かんだり、悩んでた問題がすーっと解けたりすることがあるからです。(あまり頻繁に向きを変えると混乱するので、時々ですが)
写真は、群馬県館林市に現場監理に通っていた時に撮った東武伊勢崎線(太田〜館林間)の夕方の景色です。同じ写真なのにまったく違う印象を受けませんか?
設計事務所アーキプレイスが家づくりに携わった住宅では、平面を左右反転(この場合は東西反転)させて完成した住宅が二つあります。その中の一つは、敷地に建っていた家屋が解体されて更地になった敷地を見た時、周辺環境との関係や、光の入り方、視線の抜け具合が、平面図の左右(東西)を反転させると、今までよりしっくり来ることに気づきました。これは少し特殊な例かも知れませんが、いつもと違った方向・角度から見ることで、プランへの理解が深まったり、今まで意識してなかったことに気づいたり、思わぬアイデアが浮かんだり・・・より良いプランにたどり着くために一度試してみてください。
反転案を経て完成した『緑あふれるアトリエのある家』
>>緑あふれるアトリエのある家 設計・工事経過ブログ
図面の見方-7 図面の上下を逆さまにしてみる
図面の見方-6 断面詳細図(だんめんしょうさいず)
図面の見方-5 断面図(だんめんず)
図面の見方-4 立面図(りつめんず)
図面の見方-3 自分なりの物差し(スケール感)をもとう
図面の見方-2 図面に色を塗ってみよう
図面の見方-1 建物は通路と溜まりで出来ている
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設計事務所アーキプレイス HP
設計事務所アーキプレイス ブログ
『図面の見方』というこのブログ記事がきっかけとなり本が生まれました。実例図面には設計事務所アーキプレイスで設計監理した住宅の図面が使われています。
>>実例図面を提供した「現場で役立つ建築図面 基本と実際」出版のお知らせ
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「江戸Styleの家」オープンハウスのお知らせ 2024 年11月30日(土) @小泉拓也+栗原守
「江戸Styleの家」オープンハウスを11月30日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。約19年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。自然素材の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいの雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 *「江戸Styleの家」はエコの取り組みでグッドデザイン賞を受賞しました。 *2021年12月「渡辺篤史の建物探訪」、「突撃!隣...