小児歯科医院の受付カウンターとカルテ棚を間仕切りに利用する
ワンルームの医院
つくば市の学園の森に 新たに開院された「がくえんのもり小児歯科」様は、待合室と診察室を広いワンルームのような部屋にされたいご希望がありました。
診療を受けに来るこども達は、おとなしく待つ子もいれば、院内を歩き廻る子もいて様々です。お願いしたことを聞いてもくれません。
すると危険が無いように、診療の邪魔にならないように、見守るしかありません。
そのためには全体をワンルームにして死角をなくした待合室と診察室にされました。
→ 関連解説記事「小児歯科医院の間取りプラン平面計画設計図」
待合室と診察室を区切る
ワンルームして死角をなくし子どもたちを見守るご希望でも、保健所の規定で待合室と診察室は区切らなくてはいけません。
そこで区切るものを間仕切り壁ではなく、上部は視線が通る受付カウンターや格子状の窓にして区切ることにしました。
→ 関連解説記事「小児歯科医院の待合室受付診察室区切る窓壁扉カルテ収納棚」
受付カウンター
受付カウンターは高さ約1メートルで、その上は何もありません。大人は椅子に座った状態でも待合室と診察室を見渡すことが出来ます。
カルテ棚
患者さんの診療状況を書面にしたカルテは、その収納場所についてどちらにするか様々検討されましたが、受付カウンターに近いところが良いということになり、カウンターの背面に、縦長になるように設けられました。最上部は空気の流れを遮らないように開放されました。
窓壁
待合室側の区切りは視線は通る 格子状の窓壁にされました。中にはめられている板もガラスではなくアクリルにして、割れにくく飛び散りにくいようにしました。最上部は空気の流れを遮らないように開放されました。
扉
待合室と診察室を行き来する部分には扉を付けねばなりませんが、これも高さを低くして、見渡せるようにされました。
− 最新イベント情報 −
「江戸Styleの家」オープンハウスのお知らせ 2024 年11月30日(土) @小泉拓也+栗原守
「江戸Styleの家」オープンハウスを11月30日(土)に開催します。2005年7月に竣工した自邸兼モデルハウスです。約19年が経過していますので、無垢の木などの自然素材が時間の経過とともに美しく変化(経年美化)している様子を確認することもできます。自然素材の小振りな住まい、あたたかく気持ちのよい和モダンな住まいの雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 *「江戸Styleの家」はエコの取り組みでグッドデザイン賞を受賞しました。 *2021年12月「渡辺篤史の建物探訪」、「突撃!隣...