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間接照明の演出と照度

住まいや店舗などを建てたり造ったりする場合、雨や風をしのぐ屋根や壁・床だけではなく、キッチン・風呂・トイレなどの水廻り設備や、エアコン・換気、コンセント・通信・照明などの電気設備もなくてはなりません。

住まいや店舗などでは様々な要素が集まって快適な暮らしや商いを成り立たせています。それぞれを建主様の希望を叶えるように、予算の範囲で設計し実現させています。

その中でも設計者として、住まわれるご家族に少しでも豊かな暮らしや、来店するお客様に他店との違いを感じて頂くための工夫のひとつに、間接照明があります。

暮らしや営業のための必要な照度は確保しながら、空間の豊かさや 柔らかい明かりに包まれる暖かさを感じて頂くためにも、多額の予算を掛けない範囲で提案しています。

住宅のリビング

陽射しが落ちて夜になり、体を休めるころになったら、柔らかな明かりで包まれるようにしてはいかがでしょうか?

日中の陽射しや光源の見える照明器具からの強い明かりとは違えて、光源の見えないで 壁や天井が照らされて 包まれたような空間で 床で休む前のひと時を過ごせば、深い眠りに就けるでしょう。

店舗の客席

お客様が来店し、選ぶ商品や、これから口に入れる飲食物は、演色性の高い照明器具で照らして、お客様に喜んで頂くように演出します。

一方、お客様がゆったりとした時間を過ごしたいと思うようになるためには間接照明を用いて、柔らかな空間になれるように演出します。

昭和レトロ内装の焼肉店舗

一方、照度は必要でも、光源からの照明をカバーを付けて拡散している場合もあります。

さらに、直接光源の器具と間接照明が同居する場合もあります。

医院の待合室

体調を崩して医院に掛かり、診察を待つ待合室では、患者さんがリラックス出来るように間接照明を利用しています。

歯科医院の診察室

歯科医院の診察室で患者さんは床と水平になり天井を向きます。天井の照明が下方に向けた照明器具の場合、患者さんは治療中ずっとまぶしい思いをされています。

そこで患者さんが向く天井部分は、天井から吊られて上に向いている照明器具や、梁の上部に仕込んで上向きの間接照明にして、まぶしさを感じないようにしています。

 → 関連解説記事「藤巻歯科医院の患者様が眩しくない天井吊り間接照明」

 → 関連解説記事「患者様が眩しくない診察室照明」

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医師先生や衛生士さんが治療や作業をする範囲は、下向きの照明器具を設けています。

必要な照度

柔らかな間接照明だけなら100~200ルックス程度の照度です。新聞や書籍を読んだり、事務作業をする場合には、直接光の器具を加えて300~500ルックスが確保出来るようにしています。

 

北島俊嗣
北島建築設計事務所

 

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