工場事務所オフィス建物の建替え計画設計
工場敷地内にある事務所建物が老朽化し、耐震診断も受けたところ、耐震補強工事もしくは建替えが必要なことがわかりました。社員皆様の安全を確保と作業の効率化を工場させるために、事務所の建替えを判断されました。
建替えには様々な検討が必要で、一筋縄ではいかない内容を整理して、事務所建物の基本設計が完了しました。
・建てる場所(敷地内の設備や工作物の移動や整理)
・建物の使い勝手と建物面積や階高の建物規模
・建物の形と配置
・建物の構造
・概算見積の依頼
はじめに検討されたのは「建てる場所」でした。工場の敷地自体は広いのですが、様々な建物・設備・工作物があり、空き地はほとんどありません。しかし現在の事務所を取り壊して、その間どちらかに仮事務所を設けて新たな事務所を建てる余裕はありません。新たな事務所も工場の顔になる部分もあるので、例え空き地があっても外部から見えない部分には建てられません。新たな事務所が完成した後のことも鑑みて、今ある設備や工作物を整理移動することにして、建てる場所が選ばれました。
→ 関連解説記事「工場事務所オフィスの耐震診断で移転建替え」
→ 関連解説記事「工場事務所オフィスの間取りプランと構造種別」
事務所建物と云っても、工場特有の使い方や商品の扱い方があります。それをトコトンお話しを頂いて理解し、出来るだけ規模も使い勝手も効率の良い建物にしなければなりません。必要最小限の大きさを割り出して、間取りプランや高さが想定されました。
建物の面積規模や使い勝手が定められて、事務所建物の入口の場所や建物の形状が定められていきます。プラン間取りは当初、予算を抑えるためにも可能なら木造で造ることを視野に入れて設計されていました。最終的には、自動車倉庫として利用する部分があり、柱のない広い空間が求められて鉄骨造になりました。
− 最新イベント情報 −
「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」(長期優良住宅)完成現場見学会のお知らせ 4/27(日) @小泉拓也+栗原守
調布市で工事中の「武蔵野の雑木林を借景にする木の家&エコハウス」は木造2階建て軸組工法、延べ床面積約30坪、長期優良住宅認定の住まいです。太陽熱を利用して200㍑のお湯をつくりお風呂、キッチン、洗面のお湯に利用するエコロジーな住まいになっています。 無垢のクリと杉のフローリング、左官の薩摩霧島壁、沖縄の月桃紙、天井のくりこま杉など自然素材でできた温かく気持ちのよい空間の雰囲気をご自身の目と心で体感してください。 家づくりを計画中の方のご参加をお待ちしています。 ...