和風木造二世帯住宅の外観内装デザイン設計

昨年2015年6月の赤レンガ倉庫で開催した展示相談会でご縁をいただいたお客様の二世帯住宅は2016年夏に上棟して、2017年春に完成しました。

昭和初期の既存 瓦葺き木造住宅

既存の住宅は、立派な大型平屋の和風住宅でした。耐震改修やリフォームを行って住み続けるか相談したところ、夏は暑く冬は寒いので建て替えたい というのがご家族皆様の共通意見でした。

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既存材料を再利用する

既存住宅の広間では、立派な材料や造作がありましたので、壊さずに再利用することにしました。床柱、書院障子、欄間、神棚等です。

解体工事の際は丁寧に取り外し、養生をして保管しました。

 → 関連解説記事「和風二世帯住宅建替えの既存建物解体工事再利用造作部材」

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深い屋根庇が重なる外観

建て替える二世帯住宅の建主様のご希望は、和風デザインでした。二世帯住宅のプランが定まった段階で和風な外観を提案しました。模型を作成して見て頂き、複数の案の中から、切り妻型の屋根がシンプルに重なった案が選ばれました。

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それぞれの屋根は深く軒をせり出し、またお互いに重なりあって印影を創り出しています。

 → 関連解説記事「和風二世帯住宅の数寄屋外観屋根デザイン」

模型で屋根を見て頂いた後は、CGパースで地上の視線からの外観を初めは白黒で、後に着色したパースで確認して頂きました。

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実際には屋根も外壁もサンプルを並べて確認した後に、工事に着手してもらっています。

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広間のデザイン

床の間のある広間では、書院を縁側外部に突き出して、単調になりがちな床の間に変化を付けました。床の間の幅も長くなりおおらかになりました。天井も平らな竿縁天井と駆け込み天井とを同居させて、庭の縁側からの屋根庇の動きを室内に取り込んだ形にしました。

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形は白黒のパースで確認して頂き、既存の床柱を再利用するために、色彩を検討するときには着色パースを作成して、既存材料の色彩に馴染んだ内装仕上げを選んでいただいています。

 → 関連解説記事「和風建築二世帯住宅の和室内装床の間書院デザイン」

これからは材料サンプルを吟味してしぼり、調和された和風広間が造られていきます。

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庭の踏み石

建物と平行して、庭のデザインも進んでいます。

・アプローチ踏み石
・縁側の沓脱ぎ石(既存材料利用)
・砂利敷きを固めた舗装

 → 関連解説記事「和風二世帯住宅の外構庭玄関踏石畳みアプローチ」

 → 関連解説記事「和風数寄屋二世帯住宅の樋の無い軒先の屋根雨水排水処理」

 

 

北島俊嗣
北島建築設計事務所

 

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