木造住宅リフォームキッチン移動リビング拡充間取り設計

和室は無くして欲しい

横浜市港北区の木造住宅をスケルトンリフォームする計画です。

既存のLDKの1部 (1/4) は和室になっていました。既に和室の床は床暖房のためにフローリングに変えられていました。ご家族は「こちらの和室が壁に囲われるような状況で、どうも居心地が良くない。」と思われていて、「和室を無くしたい」というご希望いただきました。

リビングにキッチンが面している

リビングに面している壁付きキッチンは、和室の対角線上の反対位置にあり、リビングはキッチンと和室に挟まれた状態で、広さを感じない状況でした。

既存のLDK+和室

間取りプランを変更した

そこでキッチンを和室の位置に移動することとしました。この間取りプランの変更でリビングを広くすることが出来ました。

和室の押し入れを開放して壁付のキッチン台を差し込みました。そのためにキッチンカウンターは長くなれました。

この間取りプランの変更は、事前に内装の表面材とその下地を解体撤去させていただいたために、内部の骨組みや下地、設備配管について詳らかになったために可能になった間取りプランの変更です。

リビングの中央の柱は2階の床を支える役割とリビングとキッチンとを区切るものとして残されました。

キッチンカウンターの形状検討

キッチンカウンターの形態と位置は、

  • 壁付け型
  • 対面型
  • アイランド型

を比較検討していただきました。

検討された結果、壁付きのキッチンカウンターが選ばれました。

著者情報

北島 俊嗣北島 俊嗣

北島 俊嗣 きたじま としつぐ

株式会社北島建築設計事務所

お客様の貴重な財産である土地や建物を第一に守り、 より美しくデザイン性の高い豊かな建築環境を実現しています。

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